新築やリノベ、どこに頼むべき?2025.7.7 / 豆知識

家づくりを考え始めたとき、まず悩むのが「どこに頼むか」。
ハウスメーカー?地元の工務店?それとも設計事務所?
今回は、設計士と一緒につくる家と、ハウスメーカーの家、それぞれの特徴と違いを、できるだけわかりやすくお伝えします。
1. 設計の自由度と「オーダーメイド感」
ハウスメーカーの家は、あらかじめ用意されたプランや仕様の中から選ぶ「セミオーダー」が中心です。規格化されているぶん、工期や価格の目安が見えやすいのが特徴です。
一方、設計事務所では、ゼロからそのご家族に合わせて設計する「フルオーダー」の家づくりが基本です。
家族構成、敷地の形、周囲の環境、光の入り方、風の抜け方、日常の過ごし方…
そういった細かな要素を読み解きながら、一棟一棟ていねいに設計していきます。

2. 細部まで「暮らし」に寄り添った提案
設計士は、単に「間取りを描く人」ではありません。
たとえば、朝日が心地よく入るダイニング、子どもが自然とリビングに集まる動線、家事がラクになるキッチン配置など、日々の暮らしに根ざした「体験」をデザインするのが設計士の役割です。
ハウスメーカーの提案が「万人向けの住まい」だとすれば、
設計士の提案は「あなたの暮らしにぴったりな住まい」。
この違いは、完成した家で過ごす時間が長くなるほど、じわじわと実感されるはずです

3. コスト面はどうなの?
「設計事務所で建てると高くなるんじゃない?」とよく聞かれます。
たしかに、自由度が高いぶん、素材や仕様によってはコストが上がる場合もありますが、必要なところにお金をかけ、そうでないところは削るといった“予算の使い方”に柔軟に対応できるのも設計士の強みです。
見積もりの段階から一緒に検討し、「自分たちらしい、ちょうどいい家」を目指すことができます。
*概算費用について
4. 一緒につくる「家づくりのパートナー」
最後に大きな違いとして挙げたいのが、家づくりの進め方そのものです。
ハウスメーカーは、分業体制の中で担当が変わることもありますが、設計士は最初から最後まで、家づくりの全工程をともにする「パートナー」です。
設計・現場・引き渡し、そしてその後の暮らしのご相談まで、
家づくりに「顔」があることの安心感は、想像以上に大きなものです。

まとめ
どちらが良い・悪いということではなく、どんな家づくりが自分たちに合っているかを知ることが大切です。
規格の中で安心して選びたいならハウスメーカー
暮らしに合った家を、じっくり一緒につくりたいなら設計事務所
岡田央建築工房では、一組一組のご家族とていねいに向き合い、「暮らし」をかたちにするお手伝いをしています。
「自分たちにはどっちが向いているかな?」とお悩みの方も、お気軽にご相談ください。




