後悔しないための「中古物件選びのポイント」とは?2025.10.8 / リノベーション


中古物件、購入前にここをチェック!
「中古物件を買って、自分たちらしい住まいにリノベーションしたい」
そんな方が増えています。
ただし、中古物件の購入には注意すべきポイントがいくつかあります。
購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないために、事前に押さえておきたい項目を、建築士の視点からご紹介します。
築年数だけで判断しない

「築30年=古くてダメ」「築10年=安心」とは限りません。
むしろ大切なのは、
・構造(木造?鉄骨?)
・耐震性能
・どのように使われてきたか
・定期的にメンテナンスされていたか
など、“中身”を見ることです。
表面はきれいでも、雨漏り跡やシロアリ被害、傾きがある場合も。
逆に築年数が古くても、しっかり管理されていた家なら、腐食も少なく骨組みを活かしたリノベーションが可能なことが多いです。
リノベできる家かどうか?構造と間取りのチェック

購入前に忘れがちなのが、「希望するリノベが本当にできる家かどうか」という視点。
たとえば
・構造上、壁を抜けない(=間取り変更に制限がある)
・水まわりの移動に制約がある
・階高が低くて開放感が出せない
…など、物件ごとにリノベーションの自由度は違います。
気に入った物件が見つかったら、購入前に専門家(建築士)に相談することで、「その物件でどこまで希望が叶うか」といった計画が立てられるでしょう。
土地や周辺環境も暮らしの一部

中古物件=建物だけ、と思いがちですが、土地の形や環境も住み心地に大きく影響します。
・日当たり、風通し
・前面道路の幅や車の出入り
・隣家との距離や窓の位置
・眺望や騒音、プライバシーの確保
こういった視点から「その土地で気持ちよく暮らせるか」を見極めることが大切です。
中古物件×リノベーションは、全体予算で考える

「物件価格は安かったけど、リノベに思った以上に費用がかかった…」
これは中古リノベでよくあるケースです。
中古住宅の購入+リノベーションは、物件の購入価格とリノベ費用をセットで考えることが重要です。
そのためにも、購入前にリノベにかかる概算費用の目安を専門家(建築士)に相談しておくと、安心です。
「不動産屋」+「建築士」、両方の視点で判断する
物件探しは不動産会社に頼る方が多いですが、不動産のプロと建築のプロは見るポイントが異なります。
不動産屋さんは「立地や価格」に強く、
設計士は「その家でどう暮らせるか」「どう直せるか」に強い。
岡田央建築工房では、購入前の物件相談にも対応しています。
気になる物件があれば、「これはリノベに向いていますか?」と、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ:中古物件選びは、“住まいの土台”を選ぶということ
中古物件購入は、家づくりの第一歩。
だからこそ、「価格」や「立地」だけで判断せず、これからの暮らしに合った“土台”かどうかを見極めることが大切です。
私たちは、住まう人の想いや土地の個性に寄り添いながら、
「その家だからこそできるリノベーション」を設計から施工まで一貫してお手伝いしています。
気になる物件があれば、お気軽にご相談ください
この物件でリノベできる?
いくらくらいかかる?
自然素材を使いたいけど対応できる?
そんなご相談も歓迎です。
中古リノベの第一歩を、安心して踏み出せるように。
岡田央建築工房が、ていねいにお手伝いします。




