建て替え?それともリノベーション?2025.8.1 / 豆知識


「そろそろ家のこと、どうしようか」
築年数の経った住まいに対して、そんな話題が家族の中で出てきたとき、多くの方が迷うのが、「建て替え」か「リノベーション」かという選択です。
どちらが“正解”ということはありません。
けれど、どちらが“自分たちらしい暮らし”につながるかという視点で考えてみると、選択の軸が見えてきます。
建て替えのメリット・デメリット
・真っさらな状態から、自由に設計できる
建て替えの大きな魅力は、やはりゼロから家を設計できる点です。
構造の制限がないぶん、間取りや断熱性能などを最新の基準で計画でき、耐震面や断熱性、省エネ性能などを大きく向上させることが可能です。

* コストは基本的に高くなる
解体・造成費、仮住まいの費用などが加わるため、初期費用は大きくなりがちです。
* 思い出を一度リセットすることになる
長年住み続けた家には、見えない「記憶」や「物語」が宿っています。建て替えではそれが一度リセットされる、という点は人によっては大きな決断です。
リノベーションのメリット・デメリット
・ 思い出を活かしながら、今の暮らしにフィットさせる
たとえば、親御さんから受け継いだ家、長く暮らしてきた住まい…
そうした「想いのある家」を、今の暮らしに寄り添うかたちで再生できるのが、リノベーションの魅力です。

・コスト調整が柔軟にできる
使える構造体や素材を活かすことで、建て替えより費用を抑えることができます。
*思った以上に劣化が進んでいた場合、想定より費用がかかることもあるので建物のメンテナンスの状態がとても重要になってきます。
* 間取りや構造に制約がある場合も
築年数が古い住宅の場合、耐震や断熱の性能向上に制限が出ることもあります。ただし、私たちは構造からしっかり見直すフルリノベーションも手がけており、単なる表層リフォームではできない“根本的な住まいの再構築”も可能です。
「自分たちの暮らし」が基準になる
私たちは「建て替え 」か「 リノベーション」かを、単なるコストや築年数だけで判断しません。
いちばん大切にしているのは、これから、どんな暮らしをしたいのか。
どちらが良いのかということではなく、「建て替え」が向いているのか、「リノベーション」が向いているのかということ。
自然素材に包まれて、家族がほっとできる空間にしたい
キッチンを中心に、家事や食を楽しむ暮らしにしたい
世代を超えて住み継がれる家にしたい
そうした想いに耳を傾け、その人、その家族だけの「ちょうどいい住まい」をご提案します。
岡田央建築工房の家づくり

私たちは、新築もリノベーションも、どちらも手がけています。
それは、「家をつくること」が目的ではなく、「その人らしい暮らしを叶えること」が目的だからです。
設計から施工まで一貫して行う体制により、予算・敷地・構造などの条件をふまえながら、本質的な選択をご提案できます。
「わが家の場合、どちらが向いているのかな?」
ぜひ気軽にお聞かせください。
最後に
選ぶのは、「建てる方法」ではなく「暮らしのあり方」
家づくりに正解はありません。
あるのは、「これからどう暮らしたいか」という、あなただけの答えです。
その答えを一緒に探し、形にしていく。
それが、私たち岡田央建築工房の家づくりです。





