京都市北区上賀茂にある築不詳京町屋のリノベーション。10年前に改修済みの中古物件をご購入。10年間住み間取りなど不自由さを感じて改修を決意されました。2階LDKを中心に1階の京町屋独特ミセノの間を改修。LDKは廊下と個室を取り込みワンルームに。ロフトを撤去して吹抜けを拡張。隠れていた梁や柱を露わにして建物の歴史をより浮き彫りにすることで新旧の良さを引き出しました。水廻りは10年前に改修されているので比較的状態が良くそのまま使用。キッチンを中心にリビングスペースとダイニングスペースを分けるように対面式のワークカウンターを現場造作で設置。内装は既存クロスを剥がして土佐和紙に。自然素材に包まれるようにとても癒される空間へと変りました。
ご相談者様からのご要望を受けて、リノベーション致しました。リノベーション後の写真をご紹介します。
リノベーション前の住宅写真をご紹介致します。
建物は築不詳の町屋ですが、改修されて10年とそんなに経っていない内装や設備はまだまだ使える状態でした。
古くなって改修を決意される方がほとんどですが、まだそんなに古くなくても使いにくいという思いも充分に改修する動機と言えるでしょう。
10年前に改修された内装や設備はまだまだ使える状態でした。まだまだ使える良い状態のキッチンをいかに生かすかがポイント。
キッチンの背面に現場造作ワークカウンターを配置して、キッチンを挟むようにダイニングとリビングにゆるくエリア分け。
そしてそれぞれのエリアに書斎のスペースやチビッ子の勉強スペースを設けて家族それぞれの居場所にLDKにつくりました。
また、もともとあったロフトを撤去し天井を吹抜けにすることで空間を縦てに拡張。
家族の一員であるネコのタマちゃん用に、いつでも家族の居場所LDKにいけるようにさりげなくタマちゃん専用通路も設置してみんなが集まれるLDKになりました。
内装はオリジナルの木製建具や壁・天井には和紙を貼り、明るくオーガニックな設えに、キッチンはそのままでまったく違う空間へ大変身しました。
コンセプトはいかに既存を残して生かすか。
もともとある古い素材を際立たせること。
そして、新しい素材はそんなに主張しないことをコンセプトに内装の設えなどをデザインしました。