住まいを快適にするこだわりの素材たち(床編)~暮らしを豊かにする私たちの仕様~2026.6.6 / 豆知識

住まいづくりを考えるとき、構造や耐久性、性能などに意識が向きがちです。
もちろんそれらは大切ですが、住まいを形づくる本質はもう少し繊細ではないでしょうか。
光の入り方、風の抜け方、
熱のめぐり方や、素材の肌ざわり…。
そうした自然のバランスをどう住まいに迎え入れるかで、
毎日の穏やかさは大きく変わります。
構造や耐久性、性能はもちろん大切です。
“自然のエネルギーをどう暮らしに調和させるか”、余計な装飾を削ぎ落しシンプルで簡素なものが暮らしを豊かにする。
住まいが持つべきわたしたちの設計思想です。
■ 床:天然木フローリング

*上記実例:結露に悩まされて天然木フローリングに改修したところ解消された築20年のマンションリノベーション。
床は基本的には天然木フローリングをご提案します。
床が期待されることは堅牢で「歩く」や「物を置く」などしっかりと私たちをささえること、耐久性が求められます。
そして常に肌にふれているのが床であり、その質感肌触りがとても重要な快適さになります。
天然木の床は、季節と対話し、冬はほんのり温もり、夏は軽やかに乾き、足裏から部屋の“気配”を伝えます。
また、木目と経年変化が静かに生活の器として育っていきます。
傷みやすくメンテナンスがかかるというイメージの天然木ですが、傷や汚れは家族の記憶や思い出となるくらい生活・暮らしに馴染み染み込んでいきます。
もちろん日々のお手入れは必要です。植木や植栽に水を与えるように日々手入れをすればするほど愛着が生まれ愛おしくなりますね。
数百年と経つ木造建築寺院があるように、何よりも耐久性があるのが天然木なのです。
■ ラインナップ
■ナラ(オーク)

■パイン(レッドパイン)

■タモ(アッシュ)

■クルミ

■それぞれの特徴
■ナラ(オーク)
- 硬さ・耐久性・質感のどれもがバランス◎
- 独特の虎斑(とらふ)と呼ばれる杢が出ると表情豊か
- クセが少なく、家具との相性も良い
- 経年で渋みのあるブラウンへ育つ
ナラは“無垢床の基準”のような存在で、
初めての無垢材にも安心して採用できる素材です。
■パイン(レッドパイン)
- 4種の中では最もやわらかく足触りがとてもやさしい
- 節が多く、表情の変化が大きい
- 経年で飴色に変化し、育ち方がわかりやすい
- 天然木のなかでは最も経済的
パインは素朴でやわらかい雰囲気を持つ素材。
傷や凹みも“味”として楽しめる、山小屋のようなほのかな木の香りが欲しい、そんな方にお勧めです。
■タモ(アッシュ)
- ナラよりやや硬めで耐久性が高い
- 明るい色から黄褐色へとゆるやかに変化
- ナラよりもはっきりとした木目が印象的
タモはナラに似た表情ですが、より明るく堅く木目もはっきりしている素材です。
■クルミ
- ほんのり赤みとグレーが混ざる柔和な色調
- ナラと比べるとやや柔らかめ
- 手触りがしっとりしており、足裏が心地よい
- 経年で深いブラウンへ育ち、上品な印象
落ち着きがあり“やわらかい大人っぽさ”を持つ素材
濃い色の家具・金物に合わせやすい、じわっと“大人の落ち着き”を空間に染み込ませる素材です。
上記が弊社の標準的なフローリング仕様です。
上記以外にもご要望に応じてクリやスギやヒノキなどほかにもありますが、まずは標準的な仕様からお勧めしています。
毎日の暮らしのリズムを刻む床は、暮らす人が常に触れるところ。
大きな木に包まれて暮らすような、他では得られない暮らしの心地よさを是非天然木で確かめてください。








