自然素材その3 「フローリング」

「自然素材その2」つづき

 

「自然素材」を使用したお宅ではまず、床(フローリング)に無垢材(自然素材)を使いたいというリクエストが非常に多い。

 

ちなみにフローリングとは床を張ることを意味するが、JAS(日本農業規格)によると「主として板その他の木質系材料からなる床板であって、表面加工その他所要の加工を施したもの」とある。

1913年(大正2)に楢のフローリングが生産された記録がありこれを日本のフローリングの起源とする説がある。もちろんそれまでにも板の間はありましたが。

 

単層フローリングと複合フローリングに分けられ、単層フローリングがいわば自然素材である無垢フローリング。

複合フローリングは基材は木で表面に木の模様がプリントされた樹脂シートを貼ったもの。最近は基材に紙製のものもある。

 

複合フローリングは材料にバラつきがなく1枚1枚の精度は良く(狂いが少ないといいます)均一で、デザインのバリエーションも多い(商品が多すぎますが)。機能的でキズは付きにくくワックスなどが不要でメンテナンスにもほとんど手間がかからない。また床暖房対応品も多い。そしてなにより財布にヤサシイ。もちろん高価なものもありますが。

それに比べて無垢フローリングは材料のバラつきは著しい。木工場などで製材されてから現場に納品されるまでに乾燥収縮がおこり反りや割れなどが生じるからで、そういった材料が含まれるということをメーカーも表示している。また現場に納めてから(竣工してから)も木の乾燥収縮と湿気などによる膨張を繰り返す。(これが調湿効果なんです)

繰り返すことによって反りや割れが生じる。板と板の隙間もコインが挟まるくらい空いてくることも稀ではない。またワックスがけや水で磨いたりカラ拭きは当然欠かさない。非常に手間がかかるのだ。そして高価である。

 

「隙間が空いてきた、割れてきた。高価な床なのに。」 などのクレームは建築業界では良く聞く話で私もいろいろと思い出があります。十分な説明をしていてもである。クライアントにはなかなか伝わらないケースが多い。もちろん十分理解されている方もいます。

 

樹種によっても特徴は当然様々で・・・

 

・・・つつく

複合フローリング
複合フローリング
無垢フローリング
無垢フローリング